東京が医療崩壊する基準はどのくらい?病床の患者許容量が気になる!

昨日3月30日、日本医師会がもう緊急事態宣言を出したほうが良いと国に訴えていました。

このままコロナウイルスの感染患者数が増えていくと病床の確保が難しくなり、今がギリギリの状態受け入れることができる状態であるようだ。

実際にイタリアでは患者数が急上昇することにより、病院やそこで働く医療従事者と医療機器が足りなくなり、医療崩壊を起こしている。

果たして東京はどのくらいのコロナウイルスの患者が出ると医療崩壊してしまうのか、また病院の病床数からどのくらいの人数の患者を受け入れることができるのか気になったので、調べて簡単にまとめてみました。

 

医療崩壊する基準は?

医療崩壊に関して、「こうだ」と言える明確な基準は無さそうだが、以下の状態が同時にあらゆる場所で起きると医療崩壊していると言えるのでは無いか。

  • 病院の受け入れ先が見つからない(ベッドが足りない)
  • 対応できる医者が不足している
  • 医療機器が足りない

東京の病床数は?

令和元年12月時点で、東京には639の病院があり、内245が病床を有する病院である。

病床数:127,347

出典元:厚生労働省- 医療施設動態調査(令和元年 12 月末概数)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m19/dl/is1912_01.pdf

東京だけで約12万もの病床が存在する。

12万もあるなら安心じゃないかなと思うかもしれない。

しかし、これはあくまでもすべての病床数であって、コロナウイルスの感染患者が受け入れ可能な病床数の数ではない。

実際にコロナウイルスの感染者が受け入れ可能な、東京の感染症指定医療機関の病床数は、3月26日時点で140床程度しかない。

病院は様々な患者がいる訳で、基礎疾患を持つ人も元から数多くいるだろう。

なので、簡単に受け入れを行う体制が整い辛いことが容易に想像つく。

こういった観点からも日本医師会は焦っているのでは無いだろうか。

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東京の患者許容量は?

東京都の現在の陽性患者数の状況はこちら

今現在、軽症から重症までの患者さんが入院していることになる。

東京では現在、コロナウイルスの受け入れ可能病床数は、今現在約500床である。

そのうち466名が入院しているということは、もうそろそろ病床の空きが無くなってしまう。

もし、追加で一般の病院が病床を開放してくれなければ、軽症者は自宅療養を強いられるかもしれない。

ちなみに医者と一般人の重症と軽症の感覚が違うとTwitter話題になっている。
参考にどうぞ


出典:Twitter – https://twitter.com/gessai/status/1243745519303720963/photo/1

私もハッとしたが、軽症でも一般的に感じている軽症とは程遠い。

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まとめ

東京の病院数や病床数を見ると、コロナウイルス感染患者を受け入れ可能な病院が多いかと思うが実はそこまで多くない。

2020年3月31日現在、東京でコロナウイルス感染患者の受け入れ可能な病床数は約500床程度。

今後、一般病院の協力が得られない場合、既に新規患者を受け入れることが難しい状況にある。

そのような背景があって日本医師会は、国に緊急事態宣言を出すことを求めているのかもしれない。

今後、これ以上急激に患者が出ないことを祈るが、祈る前にまず自分ができることをしていきたいと思う。

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