菅総理の長男による、総務省への高額接待が問題となりニュースになっています。
『でも省庁系の人って高額接待って色んな人されてるんじゃないの?いったい今回は何が問題でこんなにニュースになってるんだ?』と思う人も多いのではないでしょうか?
そんな違法接待とも言われる高額接待の何が悪いのか、問題を分かりやすく説明していきたいと思います。
菅総理長男による総務省の幹部職員らに高額接待
まず今回、何が起きたか整理しようと思います。
菅総理大臣の長男が勤務している映像プロダクションである『東北新社』から総務省の幹部職員12人が繰り返しの高額接待を受けていたことが明るみに出ました。
接待の内容は高級料理店での会食で、和牛ステーキや海鮮料理などに加え高級なワインなどがふるまわれ、中には総額約12万円もの高額接待を受けた人もいました。
この高額な接待費の負担先は菅総理大臣の長男の会社が負担されているにも関わらず、
いったいなぜここまで大きな問題になったのでしょうか?
なぜか気になりますよね。
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菅総理長男による高額接待って何が悪い?
今回問題は『国家公務員倫理規程に違反した』ことが悪いとされています。
そもそも国家公務員倫理規程とは何か簡単に説明するならば『公務員の仕事と利害関係が発生する人の接待を受けてはいけない』という決まりです。
詳しくは下記の通りとなっています。
倫理規程では、国家公務員が、許認可等の相手方、補助金等の交付を受ける者など、国家公務員の職務と利害関係を有する者(利害関係者)から金銭・物品の贈与や接待を受けたりすることなどを禁止しているほか、割り勘の場合でも利害関係者と共にゴルフや旅行などを行うことを禁止しています。また、国の補助金や経費で作成される書籍等、国が作成数の過半数を買い入れる書籍等について、国家公務員が監修料等を受領することも禁止しています。
引用:国家公務員倫理審査会
まぁ、接待によって公平な仕事が出来なくなってしまう、またこのようなことが起きることによって国民から不信感を持たれるので禁止されているんですね。
接待を受けた幹部たちは『(東北新社が)利害関係者という認識がなかった』と報告されていました。
いったいどの部分が国家公務員倫理規程に反しているのでしょうか?
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違法接待の何が問題だったか分かりやすく解説
冒頭でも少し触れましたが、東北新社は映像制作、具体的には外国映画の日本語版制作で知られており、国内最大手の会社です。
そんな東北新社は「スター・チャンネル」などの衛星放送事業も行っています。
問題はこの『衛星放送事業』にありました。
この衛生放送の業務認可は総務省が行っており、ここに利害関係が生じており、
国家公務員倫理規程に違反しているということに繋がりました。
総務省の幹部たちは「知らなかった」としらを切っていますが、放送系のことを誰よりも熟知している総務省のトップがこのことについて知らないなんていうことがあるのでしょうか。
この問題を受け、総務省の幹部たちは減給処分されました。
多い人では減給3か月、給料2割カットとなっています。
東北新社に勤めている人からしたら『会社のお金で何してるんだよ』という感じですよね。
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まとめ
菅総理長男による高額接待(違法接待)がなぜ問題になったかというと、『国家公務員倫理規程に違反したから』でした。
東北新社は衛星放送事業もやっており、衛星放送の業務認可は総務省が行っていることから、利害関係同士であると判断され問題となりました。
ちょうど緊急事態宣言の最中でもあるのに何をやっているんだいって感じですよね。
よろしく頼みますよ。