国葬費用歴代の内閣総理大臣ランキング【国葬された日本人一覧】

安倍晋三元首相の国葬費用について話題に挙がっていますが、現時点(2022年9月8日)で16億6000万円を見込んでいるようです。
いったい歴代の内閣総理大臣の葬儀もそんなに大金が費やされていたのでしょうか。
今までの歴代内閣総理大臣の葬儀費用を調べてランキングにまとめてみました。

国葬された日本人一覧

戦後の歴代の内閣総理大臣で国葬が執り行われたのは1967年の吉田茂元首相だけとなります。

国葬が執り行われるのは基本的に天皇であり、直近2020年で執り行われた中曽根康弘元首相の葬儀は『内閣・自由民主党合同葬儀』で行われており、国葬ではありません。

 

そもそも歴代の内閣総理大臣の葬儀が全員国葬という訳ではありません。

国葬とは『国家にとって特別な功労があった人物の死去に際し、国費で行われる葬儀のこと』を指します。

 

戦前は国葬令という勅令があったため、政治家や軍人の葬儀が国葬で行われることが度々ありました。
(※ 勅令:天皇・皇帝・国王などの君主が直接発する命令・法令のこと)

 

戦前の国葬された人物としては、岩倉具視や山本五十六(元帥海軍大将)、伊藤博文元首相や山県有朋元首相(元帥陸軍大将)にあたります。

 

今まで国葬された人物をピックアップしてみました。

人物
1878年(明治11年) 大久保利通
1883年(明治16年) 岩倉具視
・・・
1909年(明治42年) 伊藤博文 内閣総理大臣
明治天皇1912年(大正元年) 明治天皇 天皇
1922年(大正11年) 山縣有朋 元帥陸軍大将
1924年(大正13年) 松方正義 内閣総理大臣
1934年(昭和9年) 東郷平八郎 元帥海軍大将
1940年(昭和15年) 西園寺公望 内閣総理大臣
1943年(昭和18年) 山本五十六 元帥海軍大将
1945年(昭和20年) 載仁親王 元帥陸軍大将
1967年(昭和42年) 吉田茂 内閣総理大臣
1989年(平成元年) 昭和天皇 天皇

出典:Wikipedia

 

最後に国葬が行われたのは1989年の昭和天皇となります。

安倍首相の国葬が行われるとすれば、昭和天皇以来の国葬となります。

 

そんな安倍首相の国葬費用が16億円かかるということですが、今までの歴代内閣総理大臣の葬儀費用はいくらだったのでしょうか?

 

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日本の歴代内閣総理大臣の葬儀費用ランキング(TOP5)

気になる日本の歴代内閣総理大臣の葬儀費用TOP5です。

人物 費用
1位 2020年 中曽根康弘 元首相 1億9300万円
2位 2006年 橋本龍太郎 元首相 1億5400万円
2位 2007年 宮沢喜一氏 元首相 1億5400万円
4位 2000年 小渕恵三 元首相 1億5100万円
5位 1995年 福田赳夫 元首相 1億4700万円
1967年 吉田茂 元首相 1804万円(現在の価値換算7700万円)

 

上記から分かるように安倍首相の国葬費用はぶっちぎりにお金がかかっていることが分かります。

安倍晋三元首相の国葬費用、16億5000万円はあまりにもお金をかけすぎではないかと感じますよね。

いったいどこにそんなお金をかけているのか気になりますよね。

安倍首相の国葬費用内訳は?

16億円の費用内訳はこのようになっています。

費用 内訳
8億円 警備費用
・道府県警察からの派遣のための旅費などの舞台活動や超過手当(5億円)
・車両等の装備資材や待機所の借り上げ装備費(3億円)
6億円 接遇経費
・海外要人の日本滞在中の車両の手配や空港での受け入れ態勢構築(5億円)
・接遇要員となる在外の外務省職員を往復させるための旅費(1億円)
2億円 その他
・自衛隊の儀じょう隊等の車両借り上げ費用(1000万円)
・会場設営費やバス借り上げ料などの予備費(2億4900万円)

 

安倍首相が演説中に銃で撃たれたということもあり、警備に万全の体制を取るという意識が強く反映されているかと思います。

とても気持ちは分かりますが、それを踏まえたとしても警備にお金をかけ過ぎではないかと思います。

 

警備に費用がかかるということは、国葬の規模が大きく行われるからではないでしょうか。

安倍元首相は様々な人が関わっており、国葬に参列されたい人も数多くいるかと思います。

非常に悔やまれるかもしれないですが、国葬の規模を小さくすることも検討した方が良いのではないかと思います。

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まとめ

国葬された日本人は、戦前に岩倉具視や山本五十六、伊藤博文元首相、山県有朋元首相、戦後は吉田茂元首相、昭和天皇でした。

また、日本の歴代内閣総理大臣の葬儀費用はおおよそ1億5000万円程度であり、一番葬儀費用がかかっていた歴代内閣総理大臣は中曽根康弘元首相でした。

 

安倍首相は歴代でも最長の総理大臣を務めた、とても国に貢献された人ではありますが、国葬の費用は国費で行われるものであるため、費用についてはもう少し慎重に検討して欲しいと感じました。