コロナ対策の現金給付は効果ある?リーマンショックから結果を学ぶ!

WHOがパンデミックス宣言してからというもの、数々の国で経済的にも猛威をふるっています。

身近なところで言えば、数々のイベントが自粛したり、大きなところで言えば、NY市場では3度ものストップ安が引き起こるなど、世界的にも不況になりつつあります。

そんな状況で収入が減り、生活に困っている人も増えているかと思います。

このような問題を対策するために政策として、現金を支給する国が出てきており、日本も現金給付を行うという宣言があった。

果たしてこの現金給付の効果があるのか?気になって調べたのをまとめてみました。

 

コロナ対策の現金給付は効果があるの?

安部首相が、全国民に対して12000円を超す額の現金給付を全国民に行うと宣言しました。

12000円とは、リーマンショック時に現金給付された額が基準となっております。

しかし、この現金給付、そもそも効果があるのでしょうか?

リーマンショック時に支給されたときの前例結果が、今回のコロナ対策の給付金の効果に繋がると考えてみました。

※ データは、内閣府の調査結果とJPSC(公益財団法人 家計経済研究所)の調査結果に基づいています。

そもそも現金給付を受け取らないと意味が無いけど?

現金給付の受け取り率は、約96%~98%

ほぼ全員が給付金を受け取っておりました。そりゃもらえるものは貰いますよね。

現金給付はきちんと消費に回ったの?

『そもそも自身の口座に現金が振り込まれても、そのまま貯蓄されるだけで消費に使われないんじゃないの?』って思う人が結構いるのではないでしょうか。

現金給付を使い切った人は、

約50%(JPSC)、67.5%(内閣府)

 

逆に全く使っていない人(0%)は、

約19%(JPSC)、27%(内閣府)

 

極端に0% or 100%に割れていました。

思っていたよりも貯金に回している人は多くなく、皆使っている印象ですね!

そもそも額が額ですからね。12000円なんてすぐに使ってしまうだろというのが実情でしょうか。

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現金給付されたもので皆何を買ったの?

そもそも1万2000円はを支給した目的は、『生活に苦しんでいる人を助ける』というものがあるかと思います。

実際は、どんなものに使われたのでしょうか?

【現金給付を使った内容の内訳(円)】

  • 日常の買い物に回した(約55%)
  • 今まで買えないものを買った(約22%)
  • 普段より高価な買い物をした(約9%)
  • 普段よりたくさん買い物をした(約6%)

現金給付の半分は、目的とした使われ方をしていました。

また、普段買えないものを買うことにより、より消費活動を生み、経済を回すきっかけにもなったのではないかと思います。

結果的には、全世帯・全消費支出が受給額の25%上がったようなので、たとえ12000円の現金支給だとしても、効果があると言えるのではないでしょうか。

現金給付より、消費税の減税の方が良いのでは?

中には現金給付よりも消費税の減税を求める声もあるが、元々消費する量が少ない低所得者にとっては、あまり恩恵が得られにくいものとなってしまうのではないだろうか。

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まとめ

リーマンショック時は、想像以上に給付金が使われていましたね!

アメリカは10万円支給するのに、日本は1万2000円程度かよ!!!

って思う人も多いかもしれませんが、無しよりはよっぽど良いかと思います。

是非、この現金支給がきっかけで少しでも救われる人が増えれば良いと思います。

引用元:http://kakeiken.org/journal/jjrhe/88/088_02.pdf