2020年6月6日に放送されるテレビ番組「世界一受けたい授業」で18歳で交通事故に遭い、記憶喪失となった「坪倉優介」さんの現在が紹介されます。
そんな坪倉さんは現在、『ゆうすけ工房』という自身の工房を開き、着物や帯など、「草木染め」と言われる方法で作品を作られています。
そんな坪倉さんの作品はどこで買うことができるのか、気になったのでまとめてみました!
坪倉優介のプロフィール経歴
より感度高く作品に触れるためには、作品を作ったその人がどんな人か知っているということが大切だと個人的に思っています。
まずは簡単に坪倉さんがどんな人なのか触れたいと思います。
【坪倉優介プロフィール】
名前: 坪倉 優介(つぼくら ゆうすけ)
生年月日: 1970年12月25日 (今年 50歳)
出身地: 大阪府門真市
出身大学: 大阪芸術大学工芸学科染織コース卒業
1989年
大学1年生(18歳)のときにバイクとトラックの衝突事故に遭い、記憶喪失となる。記憶はもちろん、言語から食べること、寝ること、トイレに行くことまですべて真っさらな状態になりました。
大学では草木染めと出会い、草木で染める色に興味を持ち、その後専攻科に進みます。
1996 ~ 2003年
京都の染色家である「奥田祐斎」さんに師事し、染色技法を学びます。
奥田祐斎さんの工房である『染工房夢祐斎』で草木染め作家として活動を開始します。
2001年
自身の経験を小説「ぼくらはみんな生きている―18歳ですべての記憶を失くした青年の手記」にして出版(リンクは2019年に再販されたものです)
2004~2005年
2004年にヨーロッパを中心に海外旅し、2005年には日本国内を放浪します。
2006年~
自身の出身である大阪市内に『ゆうすけ工房』設立。
全国から様々な草木を集め、着物を中心に染色作品を制作しています。
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坪倉優介(ゆうすけ工房)の着物や染色作品
先ほどのプロフィールでも紹介した通り、坪倉さんの作品は『草木染』という手法を使い、主に着物や帯などを中心とした作品を出しています!
草木染めとは、合成染料(化学染料)を用いた染色に対して、天然染料を用いた染色を区別するために生じた呼称。
昆虫から得られるコチニールのような植物由来の染料でなくとも天然染料で染めること、または染めたものを草木染めという。
引用:Wikipedia
要は、サクラやベニバナなど、天然の植物で色付けされたものを草木染めと呼んでいます。
草木染めは「濃く染めにくい」という特徴を持っています。
もし濃く染めるのであれば、何度も色を重ねたり、時間をかけたりなどなど、あらゆる工夫をしなくてはいけません。
なので、全体的には淡めの色の作品が多めになるかと思います。
出典:Twitter
また、天然染料は色素の含有量が一定ではない為、1つ1つの作品が唯一無二の作品となります。
素材が天然なので、出せる色は季節によって異なってくるところも面白いところなのではないでしょうか?
それにしても綺麗な色と柄ですねー。素晴らしい!!
この帯の定価は25万円のようです。
模様に見えるものは輪奈織という技術で刺繍されたものであり、とても技術力が問われるものとなっております。
ちなみに染める前の着物の状態はこんな感じです。
出典:大阪芸術大学HP
こんなに何もない状態からあのような鮮やかな着物の色を出すなんてすごくないですか?
坪倉さんの努力が1つ1つ染みわたります。
出典:大阪芸術大学HP
気になる坪倉優介の作品が買える場所は次のページで紹介!!
【関連記事】
【世界一受けたい授業】18歳で記憶喪失した坪倉優介の本は何?世界一書店オススメも紹介
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坪倉優介(ゆうすけ工房)の作品が買える場所はどこ?
そんな坪倉さんの着物や染色作品はどこで買えるのでしょうか?
と調べてみましたが、オンラインショップは無く、ゆうすけ工房のHPも存在していないみたいです。
2015年を境にSNSでの発信もぱったり無くなったことから、今生きてるのか不安になりましたが、
色々調べていると、2019年の『京呉服みはし』さんのブログで『地元のリンゴの木の枝を使っていただき、リンゴ染めの着物を作っていただきました』という記事を見つけたり。
色んなところ(札幌とか徳島とか都道府県バラバラ)で展示をやられていたりと、坪倉さんと繋がりのある呉服店さんか、坪倉さんの「ゆうすけ工房」に直接連絡するしか方法が無いのではないかと思います。
出典:http://mihashi-kimono.co.jp/blogs/view/14967594611771/9123654155410739632
ゆうすけ工房の場所も「大阪市浪速区」にあるという情報しかなく、電話番号や住所などが分からない状態です。
出典:坪倉優介さんのFacebookより
この情報発信の時代に、詳細情報を一切公表しないということは、おそらく坪倉さん本人なりの仕事の受け方や、着物の販売の方法にこだわりがあるんだと思います。
なので、詳細はここまでに留めておこうかと思います。
それでも気になる方は人づてに知っていく必要があるかと思います。
ちなみに先ほど定価25万円の帯と紹介したお店は「きものグレープ」という西荻窪にあるお店でした。このお店は一期一会店をテーマとして売っているので、おそらく定期的に坪倉さんのものが仕入れられているかは謎ですね。
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まとめ
草木染めの専門染師である坪倉優介さん。
現在でも数多くの素晴らしい作品を作り続けています。
皆さんにも巡り合わせがあると良いですね!
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