「白髪は頭の良い賢い人(苦労した人)がなるものだ!」
とマレーシアのタクシーで言われたのを思い出した。
ハーバード大学の研究より、ストレスが原因であることが明確に分かった。
(参考文献は一番下に貼ってあります。興味があればどうぞ)
詳しくは、ストレスを感じるときに分泌される「ノルアドレナリン」が毛根付近の細胞を過剰に活性化させることが白髪の原因であることが明らかになった。
皆さん。突然ですが、どちらのおじさんの方が若く見えますか?
同じ顔をしていても、黒い髪である人の方が若く見えますよね。
そう。白髪は人の老いをとてつもなく加速させる。
白髪は1日、2日でどうにかなるものだと思わない。
なぜなら生活習慣がトリガーになっているから。
日々の積み重ねが10年、20年後の自分に反映される。
なのでこの記事では、ノルアドレナリンをコントロールできる食材を紹介していきたいと思う。
ノルアドレナリンをコントロールできる食材を知る前に、ノルアドレナリンと言う物質の前提を理解した方が良いと思ったので、
食材紹介の前にノルアドレナリンって何であるのかを簡単に述べておきたい。
ノルアドレナリンって何?
一言で言えば、神経伝達物質
興奮したときに出るアドレナリンと同じ、交感神経系の神経伝達物質です。
危機を感じたときなどに作用し、自身を奮い立たせ、目の前の危機を回避するために脳や身体の能力を高める役割をしてくれます。
ストレスを感じた時も危機を感じた時と同じく、ノルアドレナリンが出ます。
不安なことを思い浮かべるだけでも出るそうです。
一時的には良い作用を起こします。
しかし、長期的にストレスがかかりノルアドレナリンが出続け、生成が追い付かなくなり不足すると「不安、不眠、めまい、動悸など」に襲われます。
終いにはやる気と集中力が無くなり、うつ病になってしまう。
キーは『ストレスをかけ続けない』ことである。
この現代社会、ストレスを無くすなんて、そんなことできない。
ノルアドレナリンが出ると白髪に影響を及ぼす。
かと言ってノルアドレナリンが不足しすぎるとうつ病になってしまう。
どうしよう。
結局は、人間程よいバランスが重要なのである。
であれば、ノルアドレナリンを減らす食べ物、増やす食べ物を知って、バランスを取れば良いじゃないか!
そういう意味でノルアドレナリンをコントロール食材を紹介したいと思う。
ノルアドレナリンを増やす食材
ノルアドレナリンは、フェニルアラミンというアミノ酸 + ビタミンCが結合して生成される。
なので、その2つを取れば良い。
フェニルアラン: 卵、大豆製品、鰹節 etc…
ビタミンC: アセロラジュース、ピーマン(赤や黄)、ブロッコリー etc…
ノルアドレナリンを減らす食材
いきなり出てくるが、ノルアドレナリンを抑制するセロトニンが分泌されれば良い。セロトニンを生成するには、トリプトファンが必要になる。
トリプトファン: 大豆、卵、カツオ etc…
白髪を防止する代表食材は「大豆・卵」
皆さんお気づきでしょうか。
ノルアドレナリンを増やすも減らすも、大豆・卵・カツオ(鰹節)が食材に含まれているのです。
と言うことは、
この代表食材「大豆・卵・カツオ(鰹節)」を取っていれば、あとは体が調整してくれるということなのであろう。
まとめ
白髪を防止する代表食材は「大豆・卵」にカツオ(鰹節)です。
ただ、ノルアドレナリンを増やすも減らすも同じような食べ物が入っているということは、
食材だけでは十分でなく、ストレスを溜めない環境づくりをしていく必要もあるということです。
今回は『食材』という観点で見ましたが、それと同時にストレス環境の見直しにも目を向けると、より白髪防止の効果があるかもしれません。
白髪とノルアドレナリンの関係を詳しく知りたい人は下記ページをどうぞ。
参考:Nature – Hyperactivation of sympathetic nerves drives depletion of melanocyte stem cells
https://www.nature.com/articles/s41586-020-1935-3
Harvard University – Department of Stem Cell and Regenerative Biology HP
https://hscrb.harvard.edu/news/solving-a-biological-puzzle-how-stress-causes-gray-hair/